カイエンペッパーは、インド料理にピリッとした辛味を加えるスパイスで、料理に深みと刺激を与える役割を果たしています。インドでは「ラールミルチ」として知られ、乾燥させた唐辛子を粉末にしたものです。その鮮やかな赤色が料理を彩り、味にしっかりとしたパンチを与えます。
カイエンペッパーの辛味は強く、少量でも十分な効果を発揮します。インド料理では、カレー、炒め物、チャツネなど、さまざまな料理に使われ、辛さと香りが料理全体を引き締めます。特にピリ辛のカレーやマリネ、タンドリーチキンなどに使われ、辛味好きには欠かせないスパイスです。テンパリングで油と一緒に炒めて使うことが多く、辛味だけでなく香りも引き立てられます。
カイエンペッパーはただ辛いだけではなく、料理に火を通すと独特の香ばしさが出るため、風味のバランスも楽しめます。辛さの強さを調節しやすいスパイスなので、自分好みの辛さに仕上げることができるのも魅力の一つです。辛味が強い料理にしたいときはカイエンペッパーを多めに加え、控えめにしたいときは少量だけ使うことで、料理のバランスを取ることができます。
健康効果も注目されており、カイエンペッパーにはカプサイシンという成分が豊富に含まれています。このカプサイシンは、代謝を高め、脂肪燃焼を促進する効果があると言われています。また、血液の循環を良くし、消化を助ける作用もあります。そのため、健康のために少量のカイエンペッパーを食事に取り入れることが推奨されています。
カイエンペッパーは、インド料理の辛味の核を成すスパイスで、料理に強烈な刺激と香りを加えます。辛さが好きな方は、ぜひこのスパイスを使って、インド料理をさらに楽しんでみてください。